東京グラトンズ|食材ガイドブック:ズッキーニ

ズッキーニ

ズッキーニ

基礎知識ズッキーニとはイタリア語で「小さなかぼちゃ」という意味。形はきゅうりに似ていますが、実はかぼちゃの仲間です。地中海沿岸、イタリアや南フランスでは料理に欠かせない存在で、フランスでは「ズッキーニ」ではなく「クルジェット」と呼ばれます。
油を使って加熱する調理に向いており、じっくりと加熱すると甘味が増します。焼いたり煮たりしたときの食感はなすに似ているので、なすと同じような料理に利用できるでしょう。
日本では80年代後半頃から普及しはじめました。

旬(おいしい時期)通年出まわってはいますが、旬は6月~8月。初夏から夏にかけてです。

栄養カロリーが低く、ダイエットにもおすすめの食材。
それでいてビタミンCやビタミンB、ビタミンE、βカロチンなどもほどよく含まれ、カリウム、マグネシウム、マンガン、ビタミンKなどの微量栄養素もバランスよく含まれています。また食物繊維も豊富です。
油で炒めることでβカロチンの吸収率が高まります。
夏が旬の食材だけあり、夏バテ防止に役立つでしょう。

種類●ズッキーニ
もっともポピュラーなもので、15cm~20cmぐらいの大きさが食べ頃。
●イエローズッキーニ
外側の皮が黄色いズッキーニ。果肉も黄色みを帯びていてポピュラーなものよりもやや小ぶり。生食にも向いています。
●花ズッキーニ
開花直前の花つきの幼果。花の中にチーズを詰めて揚げ物にする料理やひき肉を詰めて蒸したりする料理が有名です。


目利きのポイント深くしっかりと色づいていて皮にツヤがあるもの、太さが均一で持ってみると弾力があるものを選びましょう。部分的にやわらかく水っぽいものは傷んでいます。気をつけましょう。


下ごしらえのポイントヘタと反対側の先端部分はかたいので取り除きます。
切り方は縦半分に切ったり、輪切りにしたり、薄切りにしたり。ピーラーを使って極薄く切るのもおすすめです。


保存のポイントラップに包み、ビニール袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。2~3日は大丈夫です。
切ったものは切り口に濡れたペーパーをあてるなどして保存しましょう。