東京グラトンズ|食材ガイドブック:きゅうり(胡瓜)

きゅうり(胡瓜)

きゅうり(胡瓜)

基礎知識今や日本の食卓には欠かせない野菜のひとつ。サラダや酢の物、漬け物などになくてはならない存在です。昔は苦くて青くさいものが多かったのですが、最近は品種改良により食べやすくなりました。生食が主流ですが、炒めものにも活用できます。

旬(おいしい時期)ハウス栽培により通年出まわってはいますが、旬は6月~8月。いわゆる夏野菜です。

栄養きゅうりは90%以上が水分で、それほど栄養価の高い野菜ではありませんが、イソクエルシトリンという高い利尿効果のある成分が含まれており、むくみ予防に効果があるといわれています。


目利きのポイントなり口が乾燥しておらず、表面のイボがしっかりとしているもの、農薬などで白くなっていないもの、太さが均一なものを選びましょう。形は必ずしもまっすぐでなくてもOK。鮮度のよさが味にかかわります。


下ごしらえのポイントせん切りや輪切りで使うことが多い野菜です。麺棒まどで叩いて味を染み込みやすくすることもあります。
蛇腹切りは竹串をきゅうりの前後に置いてはさみ、切り落とさないように端から小口切りにし、さらに裏返して今度は斜めに切り込みます。
「板ずり」は色出しが主な目的で、きゅうりを水でぬらし、全体に塩をふってまな板の上で転がします。
「塩もみ」は薄く切ったきゅうりに塩をふって手でもみます。水分が抜けるので和え物の下ごしらえなどに行います。


保存のポイント水滴等はふき取り、新聞紙等に包んでから保存袋に入れ、なり口を上にして立てて冷蔵庫の野菜室で保存します。