東京グラトンズ|グラトン食彩記:万能薬として重宝されていた「柿」
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グラトン食彩記

万能薬として重宝されていた「柿」

万能薬として重宝されていた「柿」

梨とともに日本の秋を代表する果物である。旬は9月から12月まで。1月にはほとんど出回らなくなり、2月~8月の間は干し柿や加工品以外が店頭に並ぶことはほとんどない。
そのまま食するのはもちろん、和洋を問わずスイーツの材料としてよく使われ、白和えやなますといった料理にも活用される。
「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほどビタミン類やミネラルなどの栄養が豊富で、昔は医者いらずの万能薬として重宝されていた。
ちなみに柿には「渋柿」と「甘柿」があるが、その違いは含まれるタンニンが可溶性か不溶性かによるものなのだそうだ。つまりどちらにもタンニンは同様に含まれているが甘柿の場合は不溶性なため口の中で溶けず渋みを感じないということらしい。

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