東京グラトンズ|グラトン食彩記:筍(たけのこ)

グラトン食彩記

筍(たけのこ)

筍(たけのこ)

日本の春の味覚を代表する食材である。成長が早く、10日(旬内)で竹になると言われるところから「筍」の字が当てられた。旬は4~5月。旬の時期は日本列島を北上していくため、桜前線ならぬ「たけのこ前線」という言葉まである。

たけのこは鮮度が命で、「たけのこを掘りはじめたら、お湯をわかしておけ」と言われるほど。採ったらなるべく早く下ゆですることが大切だ。下ゆですることでアクが抜け、新鮮さを保つことができるのである。

ただし、たけのこがまだ地面に顔を出さないうちに掘り、なおかつ掘りたてのもの(掘ってから1時間以内ぐらい)であれば、生のまま薄切りにして刺身風に食べることができる。産地でしか体験できない貴重な味わいである。
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